なんと言ってもサウスといえば運河と答えるほど、サウスを語るにおいて、運河は欠かせない。
運河を切り開いたのは、アルトス・セテ軍であるが、ゴンドラ漕ぎとしてアリクイを雇いその支配もアリクイの長に委ねたので、事実上運河はアリクイのものとなった。 ただし、運河を使用する際に、税を徴収したのでそれを不合理と思った当時のアリクイの長は、自分たちだけで勝手に使用できる地下水路を開くことを思いついた。
その結果、非常に水上交易が活発であるにもかかわらず、さっぱり運河税が入ってこないので、アルトス・セテの官吏は首をひねったものだった。 いまとなっては、もちろん全面的に運河はアリクイのものになり、地下水路の必要もなくなって、水門は閉じられているはずだが、 禁輸品の秘密の通路となっているという噂もあり、地下水路に迷い込んで、行方不明になる者も後を絶たない。

公衆便所と下水道

ゴンドラの乗り方

水上マーケット