サウスには、北方民族のトロイ達が経営している商店と、南方民族のアリクイ一族が仕切っている露店があります。 その他にも特定の日に立つ市や、アリクイのカルテル組織に入っていない非合法の屋台などたくさんあり、 その数は、住民ひとりに対し商人がひとりといわれるくらい膨大です。
そんな事情ですから、サウスを訪れる旅人は最後の1ルビーまで、知らないうちにはたいてしまうようです。 ここはひとつ、良い案内人をつけるのが一番でしょう。
トムサンの水路やツァムの路地裏のことなら、何でもしっている北方トロルの混血です。 名前は、カロと言います。 ひとつ彼に道案内をさせることにしましょう。
では、くれぐれも気をつけていってらっしゃい。

通貨
通常流通に使われているのは、サウスでも、わちふぃーるど共通のお金の単位であるルビーだが、 タシルのルビー金貨は常に一定のものなのにサウスではその価値も硬貨自体も多様であり、しょっちゅう変わっている。
貨幣を幸福の源となす癖のあるサウスの商人は、硬貨に記された絵や言葉が貨幣に力を与えると考えるため、様々な効能のある 貨幣を常に作り出している。そういった貨幣を売る店すらあるくらいで、外部から行った者にはその貨幣の価値も通貨として通用するのかも さっぱり分からず困ってしまう。今現在タシルの1ルビー金貨はサウスの100ルビーに当たるということだが、今後の情勢は定かではない。