ヨールカ

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わちふぃーるどの滅亡を救った雪の神の目覚める日から、
太陽の誕生日までを祝う1年を通じてもっとも厳粛で、
興奮に満ち溢れた わちふぃーるど最大のお祭り。

ヨールカの伝説

 昔々、わちふぃーるどが”アビルトーク”と呼ばれる世界の一部だった頃、わちふぃーるどを治める雪の神は、他の神々と仲違いをしてしまい、雪狼・霜狼に命じて、厚い氷と霧のバリヤードをわちふぃーるどのまわりにはりめぐらしてしまいました。
 そして、12月17日、豊穣の女神・ベルヒトの誘惑で、雪の神はわちふぃーるどの扉を開け、出て行きますが、アビルトークの滅亡を予知し、再び扉を閉じさせ、自分の留守をセントニコラウスにゆだねました。
誇り高くひとを寄せつけない雪の神と違って、セントニコラウスは子供が大好きでした。霜狼に大きな袋を背負わせ、雪狼にまたがって鈴をたくさんつけた木の枝を振りながら、
 いいこにいいものくれてやろう
 わるいやつらは木の枝を、
 むちのかわりにもっていけ
と、大声で歌うようにして見てまわり、そのとおりにしましたので、動物たちもたいそう喜びました。その後、アビルトークは神々と巨人の戦いで滅び、やがて「地球(アルス)」と名を変えましたが、わちふぃーるどはそのままの姿で残りました。
 そして今でも、12月17日になると、動物たちはベルヒトにならって音楽や楽しげなステップで、雪の神を起こして、外の世界との扉を少し開けてもらいます。
 それから25日の”太陽の誕生日”までヨールカ(雪の神)の祭りとして、盛大にお祝いいたします。24日のヨールカイブには、皆にしたわれたセントニコラウスをしのんで、セントニコラウスに扮した動物が、子供たちにプレゼントを配るのです。

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