復活しつつある太陽を元気づけるため、家の中に永遠のシンボルである緑の木を持ち込んで、美しく飾りつけをします。
ツリーの飾りつけはヨールカの大きな楽しみのひとつ。
太陽を模したキャンドルや、ヒイラギ、まつぼっくりのオーナメントを作って、モミの木に飾りつけをします。
ハビーの酒場には、いつもフォーンの森から一番大きなモミの木が運び込まれ、大変にぎわいます。

まつぼっくりのミニ・ツリー

ダヤンは一番いいまつぼっくりをさがしに、フォーンの森に出かけていきました。
なかなか、これといったまつぼっくりが見つかりません。 そのうち、だんだん風が出てきて、枝がザワザワさわぎだし、気がつくと、森じゅうの木が調子をあわせて、歌をうたっていました。
「ヨールカの練習をしているんだな」と思ったダヤンは、かけ合い歌にまじって歌いだし、みんな、たいそう楽しく時を過ごしました。
そして、帰りぎわには、森はもんくのつけようのないほどりっぱなまつぼっくりをバラバラと、おみやげに落としてくれました。
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