蓼科の冬

Tateshina Diary

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蓼科に池田先生が一緒に暮した猫たちのお墓もあります。
猫たちとの思い出のお話を少しずつご紹介します。
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ダヤンのお墓
私の書いている物語の主人公ダヤンという名はうちにいた猫の名をそのままつけた。
ダヤンのお墓は蓼科にある。 「おまえは今でもダヤンの世話になってるんだからもうちょっと立派な墓にしてやれよ。」 と夫に言われ、石でダヤンを彫ってみようかなとも思っているけどいまだに果たせず、丸い石を置いただけの殺風景なものだ。
ダヤンのあとに来た猫は引越しの一週間前に家出をしてしまったが、ここのところ毎年春になると舞子が子猫を拾ってきてうちには3匹猫がいた。 ところがそのうちの一匹がつい先日死んでしまった。ぼつという雄猫で、どうもドライフードを食べさせたのがいけないらしい。 おしっこが出なくなり、とても苦しんで治療中に思い切り私の手に噛みついた。 ほとほと温和な猫で、食事の催促にふくらはぎの甘噛みはしたものの、まず人を噛んだり怒ったりしなかった猫なのに・・・・・ よほど辛かったのだろう「ドウシテコンナヒドイメニアワセルンダ!」ぼつがそう言って怒っているようで切なかった。 最後の力を振り絞って私に怒りをぶつけてまもなくぼつは死んだ。
クリスマスには蓼科に行ってぼつをダヤンの隣に入れてやろうと思う。

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