ダヤンのフールスディ

Dayan's Collection Books

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あたたかい春の夜、ふいに旅に出たくなったダヤンは、
おべんとうにイワシのサンドイッチをつくって出かけることにしました・・・・・・。
ダヤンのコレクションブック番外編!モノクロームの不思議。

店をのぞくと、マープルマフとたくさんの羊たちが、
一心不乱に毛糸を編んでいました。
「おばさんこんにちは。イワンを見なかった?」
「このところ編目しか見てないよ。とにかく花火が
あがるまでに、これを仕上げなくちゃ ならないからね」
「これはなに?」
「イワンのたんじょうびのお祝いのセーターさ」
これがセーター!ダヤンは怖くなりました。

土の広場にはワインの樽がならべられ、なおも
ハビーが店からはこんでいます。
「よお、ダヤン。イワンの祝いに、これでたりるかな」
マーシィの家のある通りにはうさぎがずらりと
ならんで、長いながいスカーフのふちを
かがっていました。
いたち横丁からは塩漬けのイワシの大樽が
えっさえっさとはこばれてきます。

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