ダヤンのフールスディ

Dayan's Collection Books

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あたたかい春の夜、ふいに旅に出たくなったダヤンは、
おべんとうにイワシのサンドイッチをつくって出かけることにしました・・・・・・。
ダヤンのコレクションブック番外編!モノクロームの不思議。

空いっぱいの花火の明るさに
ヌーボーとうかぶ、ばかでかい怪物の影がありました。
「ダヤン、トモダチノイワンだ!」
「あれはイワンじゃないったら」
ダヤンのことばにフールは耳をかしません。
「トモダチノイワン!ダヤンだよ」
フールの大声に怪物の影はふりかえりました。

ズシンズシン、地面をゆるがして怪物はこっちへ
やってきます。「くるな!おまえはイワンじゃない!」
ダヤンは叫ぶと、頭をかかえてうずくまりました。
「ダヤン、ダヤン」
ゆさぶられ、かかえあげられて、ダヤンは、
目をつぶったままポカポカたたきました。
「あっちへいけったら!」

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