美術館－陶器「カラー描き下ろしの陶器シリーズの変還」

このフォーンズフォレストは、わちふぃーるどのタシルの街近くにあるフォーンの森をイメージしたシリーズ。
フォーンの森には、いたずら小鬼のような妖精や、迷うと怖い木の妖精なんかもいるけれど、
昼間の水辺や小道はとても綺麗。キラキラ光る水や小さな花が咲き乱れて、ダヤンとマーシィ、
そしてメイプル母さんも夢中で花摘みをしています。
蓼科にある別荘の近くには、こんなイメージの素敵な水場があり、そこをスケッチ。
このころから、実際の印象的な風景をスケッチして、架空の国に持ってくるという、
心躍るような作業が始まりました。

イラスト画像で分かるように、カップのアールに合わせて、全て描きおろし！
陶器のメーカーさんが、このラインの中に書いてくださいという罫線をくれて、その中に描き込みました。
同じじゃつまらないので、フォーンの森をどんどん歩いていく情景にしました。

＊各イラストをクリックすると拡大画像がご覧いただけます。

「ダヤンのカントリーダイアリー」の一場面。
プレートに使用されています。　

　　昨日から山は、”銀の輝き”の週に入った。
　　この特別な７日間のことを知っているのは
　　何人いるのかな。　
　　年に１回、７日間だけ、山が銀色に輝くんだ。　
　　ナラやブナの芽が、冬の服を脱ぎ、春の陽ざしが、
　　お祝いの光を投げかけるとき、山の木たちが
　　銀鼠色に輝く。

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